森のもつ不思議な力がインスピレーション
眠れる森の美女いまさらながらすごいと思う

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眠れる森の美女　小さいころおかあさんに読んでもらったり、自分んで読んだかたもおおいグリム童話でもとりあげられたヨーロッパの古い民話・童話おはなし・・・

あるところに子どもを欲しがっている国王夫妻がいた。ようやく姫を授かり、祝宴に一人を除き国中の12人の魔法使いが呼ばれた。


魔法使いは一人ずつ、魔法を用いた贈り物をする。宴の途中に、一人だけ呼ばれなかった13人目の魔法使いが現れ、11人目の魔法使いが贈り物をした直後によばれなかったことにおこって

“王女は糸車で指をさして死ぬ”という呪いをかける。

まだ魔法をかけていなかった12人目の魔法使いが、これを修正し「王女は糸車が刺さり百年間眠りにつく」という呪いに変える。

呪いを取り消さなかったのは修正以外できないつよい魔法だったから・・・

王女を心配した王は、国中の紡ぎ車を燃やさせてしまう。

王女は順調に育っていくが、15歳の時に一人で城の中を歩いていて、城の塔の一番上で老婆が紡いでいた錘で手を刺し、眠りに落ちる。

呪いは城中に波及し、そのうちに茨が繁茂して誰も入れなくなった。侵入を試みた者もいたが、鉄条網のように絡み合った茨に阻まれ、入ったはいいが突破出来ずに皆落命した。

100年後。近くの国の王子が噂を聞きつけ、城を訪れる。

王女にキスをすると目を覚まし、2人はその日のうちに幸せな結婚・・・めでたしめでたし

眠れる森の美女（Edward Frederick Brewtnall画）

実はグリム版のほかペロー版とかあります、わたしたちがよく知ってるのはディズニーのオーロラ姫バージョンのこのキスをして目覚めるというところが加えられたロマンチックバージョンです。

その他、実は王の王妃は人食いで、王女とうまれた子供を食べようとしたりと・・結構ブラックなバージョンもあったりします・・・・

本題です

この眠れる森の美女の　森には神聖なイメージ・・・　１００年間人を眠らせてしまう・・
朽ちてしまわない・・とか・・・人をよそつけない・・・とか・・・

なにかサンクチャリー的なイマジネーションを呼び起こさせるのが森だとおもいます・・・

なにかとストレスの負荷がかかる現在、森林浴はストレスを軽減するとかよくいいますが・・
実体験でも本当にそのこのイメージ通りだとおもいます・・・

この森林浴効果をもたらす森林の香りの正体が『フィトンチッド』。

森林の植物、主に樹木が自分で作りだして発散する揮発性物質で、その主な成分はテルペン類
と呼ばれる有機化合物です。

この揮散している状態のテルペン類を人間が浴びることを森林浴ということらしいです。

樹木が生きていくために必要な光合成、人間が食事を取ることと同じ光をエネルギーにかえるすばらしい力。

光合成は太陽の光エネルギーを利用して、炭酸ガスと水から炭水化物を作り酸素を放出します。

さらに樹木は二次的にフィトンチッドなどの成分を作りだすということです。

すばらしい・・・・

このフィトンチッドには、作りだした樹木自身を護るさまざまな働きがあるらしく。

他の植物への成長阻害作用、昆虫や動物に葉や幹を食べられないための摂食阻害作用、昆虫や微生物を忌避、誘因したり、病害菌に感染しないように殺虫、殺菌を行ったりと実に多彩です。
　
土に根ざして生きる樹木は移動することができません。そのため外敵からの攻撃や刺激を受けても避難できませんから、フィトンチッドを作りだし、それを発散することで自らの身を護るということです。

　1930年頃、旧ソ連のB.P.トーキン博士は、この植物の不思議な力を発見しフィトン（植物が）チッド（殺す）と名づけました。

このフィトンチッドの香りや・・フィトンチッドそのものが、人には精神を安定させたり・・・ストレスをやわらげて、身も心もリフレッシュさせる森林浴の爽快感をあたえてくれるすぐれものだったわけです・・

そう・・・この森がなにかあるしゅ守られてる・・・清潔な場所にたもたれてるわれわれのイメージやインスピレーションが科学的に解明されたのは最近のことですが・・・

昔の人・・・先人は本当にすごいとおもいます・・・観察力が・・・こんな素敵な物語のインスピレーションの源なんだな・・・

眠れる森の美女・・・すごいとおもったわけです・・・

ああ・・・森林浴してこよう・・いいな森の香り・・　

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