仏滅とか大安やっぱり気になります!

14:40:00

いがいとしらない歴の話
歴のおこりと言われ!



結婚式や披露宴の日程を決める際、真っ先に調べられることが多い暦の吉凶。

大安や仏滅は現在のカレンダーや手帳にも必ずと言っていいほど表記され、私たちの生活に根付いています。

特に冠婚葬祭の日取りには大きな影響を与えているものですよね。

日頃は占いなどを気にしなくても、一生に一度あるかないかの結婚式や会社の立ち上げ、家の棟上げなどの日には、やはり吉日を選びたいと思う人は多いでしょう。

「結婚式はできれば大安に、仏滅は避けたい」ということで、結婚式場の予約も、大安の日に集中する傾向があります。

大安と休日が重なる日ともなると、数ヶ月先まで予約で埋まっていることも珍しくないようです。

逆に仏滅の場合はあまり予約が混み合わす、結婚式場によっては料金を低めに設定したプランを準備していることもあります。

この「大安」「仏滅」「友引」といった暦上の吉凶は、「六曜(ろくよう・りくよう)」と呼ばれる「暦注」の一種です。

「暦注」とは、暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢といったもののことです。
この「六曜」のなりたちや意味などを見てみましょう。

六曜は暦注の一つで、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぷ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっこう)の6種があります。

六曜は中国で生まれたものとされていますが、いつの時代に確立されたものかはわかっていません。

日本に入ってきたのは、博打にともなって鎌倉時代末期から室町時代にかけて、14世紀頃に日本に伝えられたとされています。

解釈や順序は時代とともに少しずつ形を変え、赤口以外のものは名称も変化しています。

元々は、先勝→即吉、友引→共引、先負→周吉、仏滅→滅亡、大安→泰安と呼ばれていたようです。

現在のような形ができあがったのは19世紀初頭、文化年間とされています。

固有の吉凶・運勢が定められるなど勝負事に関する内容が多いため、賭場や勝負師などの間で用いられだしたものと考えられています。

幕末頃から広く民間の暦に記載され始め、他の吉凶付きの暦注が迷信だとして明治政府によって禁止された際にも、六曜だけは迷信の類ではないとして引き続き記載を許されています。

第二次世界大戦後に流行して定着し、現代まで受け継がれてきました。

仏滅、友引といった仏教を連想させるような言葉から誤解されることが多いようですが、六曜は仏教とは一切関係のないもので、占いなどの要素が強い俗信とも言えるものです。

釈迦は占いなどを禁じていますし、浄土真宗では親鸞が「日の吉凶を選ぶことはよくない」として迷信、俗信一般を否定したとされています。

・先勝(せんしょう)
「せんかち」「さきがち」「さきかち」と読む場合もあります。
「先んずれば即ち勝つ」という意味です。
古くは「速喜」「即吉」とも表記していました。
全てにおいて急ぐことが良い日とされ、「午前中は吉、午後2時から6時までは凶」と言われています。

・友引(ともびき)
「凶事に友を引く」という意味を持つとされています。
ですが、元々は「共引」と書き、勝負事で何事も引分けになる日という意味で、友に災いが及ぶといった解釈はされていませんでした。
陰陽道に何かを行うと災いが友に及ぶとされる「友引日」というものがあり、これが六曜と融合したと考えられています。
「朝は吉、昼は凶、夕は大吉」とされる日です。
葬儀や法事を行うと、友も冥府に引き寄せられてしまうと信じられており、人の死に関わる儀式は避けるべき日とされてきました。
火葬場や葬儀場を全て休業としていた地域もあったようですが、最近ではそういったことも減ってきているようです。
祝い事については、友人に幸せのおすそわけができる日と歓迎される傾向があります。
結婚式や披露宴を行ったり、招待状や欠席者への引出物をこの日に合わせて発送したりといったことも多いようです

・先負(せんぷ)
「せんぶ」「せんまけ」「さきまけ」などといった読み方をする場合も。
「先んずれば即ち負ける」という意味があります。古くは「小吉」「周吉」と書かれ、吉日とされていました。
現在のような解釈をされ始めてからは、万事に平静であることが良く、勝負事や急用には向いていない日と考えられています。
「午前中は凶、午後は吉」と言われています。

・仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するような大凶日」の意味で、六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝い事は避けるべき日と信じられています。
これは近年になってからの解釈で、元々は「空亡」「虚亡」と呼ばれていました。
これを「全てが虚しいと」解釈して「物滅」と呼ぶようになり、後に「物」に「仏(佛)」の字が当てられて現在の形になったもののようです。
「物滅」を「古いものがいったん滅び、新たな物事が始まる」ととらえ、何か新しい物事を始めるには大安よりも良い日といった解釈をされる場合もあります。
「仏が滅する」と読めてしまうことから、仏陀(釈迦)が入滅した(亡くなった)日と解釈されることがありますが、「仏」の字は当て字であり、六曜は仏教とは無関係です。
釈迦の亡くなった日とされる2月15日が旧暦では必ず仏滅になる不思議な偶然もありますが、これもあくまでも偶然だということです。
「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」とも言われています。

・大安(たいあん)
「大いに安し」の意味があると言われ、何事においても良く、成功しないことはないという六曜の中で最も吉の日とされています。
特に婚礼に関して大安を選ぶ人は多く、結婚式や披露宴には最適の日と考えられています。
新内閣の組閣が大安の日を選んで行われる場合もあるようです。
本来、この日には何も行うべきではないとする説もあり、キリスト教やユダヤ教における安息日、日曜日に相当する日と解釈することもできます。
一般的な読みは「たいあん」ですが、「だいあん」と読む場合もあります。
かつては「泰安」と書いていたとされているので、「たいあん」が本来の読みと言えるでしょう。

・赤口(しゃっこう)
六曜の中では唯一名称が変わっていない日で、陰陽道の「赤舌日」という凶日に由来すると言われています。
「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」などといった読み方をされる場合もあります。
「万事に用いない悪日、ただし法事、正午だけは良い」とされるようです。
ほぼ午前11時頃から午後1時頃までに当たる午(うし)の刻の間のみ吉、それ以外の時間帯は全て凶と考えられえます。
また、「赤」の字が入るため、火の元や刃物に気をつけなければならない日とされています。

ほとんど俗信です。なにしろ賭博からはじまったくらいですから・・・
でもきになるひとには
なんだかとってもためにる


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