仕掛け人はやっぱりこの人でした!幸せのウエディングケーキの話。

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仕掛け人はやっぱりこの人でした!
幸せのウエディングケーキの話。
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結婚式にケーキを用いる起源は古代ギリシアまで遡ります、幸運と繁栄の象徴として堅い小麦のビスケットを砕いて花嫁の頭上にまいたのがはじまりと言われています。

婚礼に集まった人々がまいたビスケットを拾い集め、二人の幸せを祈りながら食べたということです。

主食である小麦を原料としたビスケットには、豊かな収穫、子宝に恵まれるようにという願いもこめられていました。

その他諸説あり、花嫁の料理上手を証明する意味や、甘いものが貴重だった時代に砂糖をたっぷり使って豊かさと繁栄を示したりしたというお話もあります。

また、悪魔は甘いものが苦手であるとされ、結婚式に悪いものを近づけない、魔除けの意味があるとも言われています。


私たちが、これぞウエディングケーキだと思っているケーキの原型の始まりは。

1840年2月10日、ビクトリア女王の結婚式に飾られたフルーツケーキといわれてます。

直径90cm、高さ30cm、重さ300ポンド(約135kg)表面はアイシングでコーティングし、側面にはバラの飾り。上の飾りには人形や愛犬のシュガークラフトやイギリスと夫の祖国プロシアの国旗が交差しているという、当時は世の中を驚かせる豪華で革新的なもの!

ウエディングドレスを初めて純白をまとったり、いろんな革新的なアイテムで、世の女性の羨望とお手本になった、ロイアルでトレンディな人だったんです!


そのあと大流行する欧米のポピュラーなケーキは、フルーツケーキにシュガーコーティングをほどこした3段のもの、1段目の土台部分を当日のゲストにふるまいます。

2段目は、当日出席できなかったゲストにおすそわけ。

最上段の3段目は、保存しておいて一年目の結婚記念日に夫婦で食べたり、初めての子供が産まれた時に食べたりします。

生ケーキではなく、日持ちのするフルーツケーキをさらに砂糖でコーティングするからこそできる3段のウエディングケーキのならわしです。意味があったんですね!

ちょっと前、ものすごく流行したこともあるクロカンブッシュ
実はこれはフランス起源です。クロカンブッシュは「ごつごつした木」「口の中でカリカリと音がする」という意味があります。

カスタードクリームを入れた小さなシューを木のように積み上げ、飴やキャラメル、で固めた円錐形のケーキです。

シューはフランス語でキャベツのこと。
日本では赤ちゃんはコウノトリが運んでくると言われますが、欧米ではキャベツ畑から生まれてくるという言い伝えがあります。

そのため、子孫繁栄と豊かな収穫を願ってモチーフにされているようです。
また、シューが祝福してくれる人々を表すとも言われ、高さがあればあるほど結婚後の生活が豊かになるとされているため、できる限り高く積み上げる傾向にあります。

クロカンブッシュは飴やキャラメルなどで固まっていてナイフでは切り分けられません。
伝統的なスタイルでは、新郎新婦が二人で持った木槌で割って取り分け、参列者にサービスしたり日本では事前に用意したシュークリームをふるまいます。

海をわたってアメリカでは、やはりパーティを楽しむアメリカンならではの自由でカジュアルなケーキへとなっていきます。


ウエディングケーキの形は長方形で平たい1段仕立ての生ケーキがポピュラーです。
絵やメッセージを描いたり、フルーツなどで様々なデコレーションを施したりします。

特に決まったスタイルはなく、アイデア次第でどんなケーキにも仕上げられるため、人気があります。

あえて未完成のケーキを会場に用意し、新郎新婦がお色直しなどで中座した際などにゲストにデコレーションしてもらう「ケーキデコレーション」もアメリカ式のウエディングケーキにぴったりの演出です。

チョコペンやフルーツなどで飾りつけたケーキを、新郎新婦が二人でカットする最近日本のゲストハウスやホテルウエディングでも人気です。

セレモニーの諸説アラカルト

ケーキカットには、結婚した二人が最初に行う共同作業という意味と、結婚を祝ってくれたゲストへの幸せのおすそわけと司会者さんがよくいうセリフ・・・

また、二人の人生の幸福を切り開く、縁起担ぎの儀式だという説。
日本では「切る」は忌み言葉として避けられるため、「カット」は「入刀」を使うことが多いです。

古代ギリシア時代、食べるものに困った貧しいカップルが一つのパンを分かち合って、永遠の愛を誓ったという逸話から、将来食べるのに困らないようにとの願いを込めたというお話。

花嫁がクッキーを焼き、新郎とゲストたちにふるまって料理の腕を見せたというアメリカの小さな町の習慣から生まれたとされるお話もあります。

そしてもうひとつ人気のセレモニー

ファーストバイトは、二人が口にする最初の食事を分かち合うという意味で、ケーキカットの後、小さくカットしたケーキをお互いに食べさせあうほほえましい儀式となります。

新郎が新婦に食べさせるのは、「一生食べ物に困るような生活はさせない」ということ。

新婦から新郎に食べさせるのは、「一生おいしい料理を食べさせてあげる」というとってもチャーミングな意味があります!

「ケーキシェアリング」、「ファーストイーティング」とも言われます。

幸せのケーキのトリビアでした。



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