ちょっと前まで日本も一夫多妻制だった!?
13:44:00
実は一夫一婦制になったのは最近のこと!
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日本では、妻の他にお妾さんを、囲うことは、上流武士社会や富裕な町人層ではごく普通に行われていました。
明治時代に入ってからも続き、明治3年の「新律綱領」という法律は、妻と妾を同等の二親等とすると定めました。これは妻であれ、妾であれ、跡取りを産んでもらおうというびっくりする法律です。
なにしろ家が大切だった時代です!なにより家を継ぐ跡取りが大事にされました。
このころ、ヨーロッパの列強に追いつけ追い越せで「富国強兵」に邁進している折り、一夫多妻は野蛮にみられるという。一夫多妻はNGという動きも出てきました。その急先鋒が福沢諭吉や森有礼です。でも大半の帝国議員さんや富裕層はお構いなしで、お妾さんを持つのは男の甲斐性の勢いでした。
明治時代に文部大臣を務めた森有礼は「妻妾論」で一夫一婦制や男女同権を説いたことでも知られています。彼は妻ツネと結婚する際に「契約結婚式」を行いました。この結婚式でふたりは福沢諭吉を証人とし、婚姻の契約書を交わしたのです。いまでいう。「人前式」です。
そしてやっと、1893年 明治31年に民法によって一夫一婦制が確立することとなります。これによって、それまで伝統的に側室を置いていた皇室でも一夫一婦主義をとるようになり、大正天皇以降は側室制度も廃止されました。こうして日本では一夫一婦制が当たり前となっていくのです。
なんと115年ほど前まで、法律のうえでも一夫多妻だったわけです!
参考文献(WBJ日本のウエディングプランナー)
かしこいWEDDING手帳
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